新米ママのつぶやき

月刊メッセに掲載中!新米ママのつぶやきコラム
messe2015年11月号掲載

 『運動会といえば秋』

 今や春の風物詩になりつつありますが、秋の運動会しか参加したことのない私としてはやはり秋晴れの空の下で徒競走という絵がしっくりきます。学校の校庭にテントが設置されているのを見たり、場所取りに3時起きだ4時起きだというつぶやきを耳にしだすと、秋だなあと感じます。

 先日開催された保育園の運動会も、そんな秋らしい天気でした。親にとってはもちろんですが子どもたちにとっても一大イベント。保育園では1ヶ月以上前から練習の日々だったようで、3歳の坊ちゃんの連絡帳には「今日はかけっこの練習をしました」「今日は上手に踊りが踊れました」「今日はずっと砂をいじってました」という先生の涙ぐましい努力がビシビシ伝わってくる文章ばかり。しかし本人はわかっているのかいないのか、彼から運動会の話が出ることはあまり無く。1歳の姫に至っては完全にこの行事自体が解っていません。まあ解っていなくとも、2人が一生懸命な姿を見せてくれれば演目も順位もどうだって良いか…と思っていたら、坊ちゃんがテレビを観て「あぁ!これ、運動会のうた!!」と突然大興奮。画面を観ると、某歌番組で◯代目J Soul BrothersのR.Y.U.S.◯.Iが…。

 ……え?これ踊るの?すげえな最近の保育園は…。私の頭の中に、あのエキセントリックなダンスミュージックに合わせてあの踊りを一斉にする園児たちの姿が浮かびます。固まる私の横で、運動会の曲や〜!と興奮する息子くん。後日この曲で踊る予定はないことが判明しましたが、使用はされていました。運動会でJーPOPが流れることに今風だなと思わずにはおれない母。なんせ運動会といえば「天国と地獄」「道化師のギャロップ」など、コテコテのBGMで育って来ているので、突然英語から始まるダンスミュージックが流れてくるとビビります。不変的だと思っているのは私だけで、物事は変わっていくということでしょうか。

 そう言えば先日、とある中学校で組体操中に事故がおきて怪我人が出てしまい、組体操の存在意義を疑問視する意見がテレビで流れていました。怪我をした方はとても気の毒だと思います。しかし、怪我人が出るような組体操は即やめるべきだ!というのもなんだか腑に落ちません。組体操をしてきた自分まで、なんだか否定された気分になりました。

 そもそも、組体操は危ない感満載のものです。肩車だってピラミッドだって、当時の私は怪我につながる気しかしませんでした。…確かに考えてみると、果たして怪我をしてまでする意味があるのか?あの時倒立を頑張ったおかげで今の自分があるんです。なんていう人には、今まで出会ったことがありません。…ここで組体操の意義を考えても答えは出ませんので、止めておきましょう。言いたいのは、良くも悪くも時代と共に運動会も変わっていくということです。

 BGMも開催時期も、きっと組体操の仕様もこれからどんどん変わっていくでしょう。寂しさはありますが、子どもたちの頑張る姿を楽しみにしている親と一生懸命踊って走る子ども達が変わらなければそれで良いのかもしれません。早朝の場所取りとビデオカメラのフィルター越しの応援に関しては、少しくらい変わって欲しい気もしますが。

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新米ママ@メッセ
二児の母として、働くママとしての暮らしについて月刊メッセにて執筆中の「新米ママのつぶやきコラム」をお届け致します。