新米ママのつぶやき

月刊メッセに掲載中!新米ママのつぶやきコラム
messe2015年2月号掲載

明けましておめでとうございます。本年も月刊メッセ及び新米のつぶやきをどうぞよろしくお願い致します。

さて、皆様はどんな年末年始だったでしょうか。我が家は忘年会に始まり、実家で至れり尽くせりのお正月…。まるで束の間の夢のようでした。ぐうたらしていた私ですが、羽を伸ばしていたのは旦那もしかり。

『女房子どもを置いて新年会に繰り出し、羽目を外し午前様』うちもうちもという心の声が聞こえてまいります。

ちなみに午前様の理由は、「車を出してくれた友人の気遣いで、中津市と大分市を往復していた」からだとか。普段ならそんな馬鹿なと激怒な私も、まあそんなこともあるか…で終了。お正月休みは人を寛大にするようです。ともあれ仕事も家庭も通常営業となった今日この頃。いつまでもお正月気分ではいられません。慌ただしく家でお風呂の準備をしていた私に、可愛い坊ちゃんが近づいて来ました。そして握りしめた小さな手をふたつ、私の目の前に差し出して「ど〜っちだ?」と言うのです。

いきなり何の前触れもなく始まるどっちだゲーム。どちらかの手にどんぐりが入っていてそれを当てるゲームなのですが、いつどこでどんぐりを手にいれたのか、そちらの方が気になります。そんなことは露知らず答えを待つ息子くんに、お風呂準備の途中でもゲームに付き合う心に余裕のある私。しかし残念ながら、2歳児の小さな手では隠しきれずに見えてしまっているどんぐり…。もちろん大人なので、あえてどんぐりの見えていない方を指してあげます。「こっち?」と違う方のこぶしを指差すと、嬉しそうに「ぶー!こっちでーしゅ!」と手を広げどんぐりを見せる坊ちゃん。大変ご満悦です。何回か同じように入ってない方を選んであげた後、どんぐりが入っている方を選んだ時のリアクションが見てみたくなった私は、「どっちだ?」とどんぐりのはみ出た両拳を出す坊ちゃんのどんぐり入りの拳を指差してみました。するとどうでしょう。今までと一転、突然の正解にフリーズする我が息子。そして訪れる静寂。彼の真っ黒な瞳をみてみると、突然の正解にどう対処しようか脳がフル回転しているのがわかりました。そして、脳が出した指令は、サッとどんぐりを持ち替えるという いかさま…

それも、せめて背を向けるなりすればいいのに私の目の前でもたもたと持ち替えるという、なんとも適当な…。結局そのターンはさっさと終了させ次に行こうとする切り替えの早い息子くんに、2歳児でも一丁前にごまかすものなのか…と思考を巡らせる私。

人は欺く生き物…。

一体いつ偽りだます術を身につけるのか?生まれた時から備わっているのか?否、そんなはずはない。まだ0歳の我が家の姫は欺くなんてまだまだ…。

しかし待て。よく考えてみると、泣いている彼女を抱っこしてみると涙は全く出ていなかったこと多数。それどころか抱っこした瞬間「うきゃきゃ」と笑い出したことも。

もしかしたら人は生まれた時から、自分の都合よく物事を進めるために偽ることの出来る生き物なのかもしれません。そうなると、俄然午前様の理由が疑わしくなってくるというもの。どっちだゲームからのまさかの発展です。どんぐりをいかさました息子くんの目は、それでも黒くキラキラ輝いていました。

さて、息子の父親の瞳はどうでしょうか。疑わしきは…黒?

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新米ママ@メッセ
二児の母として、働くママとしての暮らしについて月刊メッセにて執筆中の「新米ママのつぶやきコラム」をお届け致します。