トリマーの眼!

凄腕トリマーによるペットに関するコラム
大人気!第20回は…【ムツゴロウさんってどんな人?(素潜り編】

今からもう20年近くも前のことになりますが、TVでお笑いタレントの岡村隆史さん(ナインティナイン)がムツゴロウさんの動物王国(北海道)で乗馬体験をする企画がありました。当時まだ20代だった岡村さんは、その時、初心者とは思えないほど上手に馬を乗りこなし、夜にはなぜかお風呂で畑さん(ムツゴロウさん)と素潜りをしようということになったのですが、岡村さんはそこでもやはり根性を出して約1分ほども潜り続け、最後はさすがに我慢しきれずに顔を上げたのですが、畑さんはそれから更に40秒以上も経ってからゆっくりと顔を上げると、おもむろに岡村さんの股間に手をやり「いや~、立派なオスですねぇ~」などと言いながら平然と笑っているではありませんか!しかし、私はその映像を見た瞬間、「確かに畑さんは天才だが、その並外れた探究心や好奇心は、きっとこの強烈な負けず嫌いさの中から生まれてくるに違いない!」と改めて強く感じたのでした。
また、どうしてお風呂で2分近くも潜り続けることができたのかを後になって考えてみると、畑さんはそれまで世界中の様々な海に潜った際、潜水中パニックになって身動きの取れなくなった仲間達を助けたり、ご自身も死の危険に何度も遭遇されていた為、水中で焦った時には絶対に急上昇せず、まずは「エイ、どうにでもなれ!」と腹をくくって気持ちを落ち着かせ、それからゆっくりと海面に上昇してくるまでの時間が約2分必要だ!という事で、きっと普段からその訓練をお家でもされていたに違いありません!(やっぱりムツゴロウさんは、陰の努力もまた半端じゃないですね!)
私は、これまで畑さんの書かれた本や映像などから本当にたくさんのことを学ばせて頂きましたが、その行動力の部分だけは少しは実践できたかな?と考えています。前回のコラムでも書いた私の昔話(笑)の続きで本当は甚だ恐縮なのですが(苦笑)、高3だった当時、担任の先生からは「自分の子供ならそうさせる!」とまで言って頂いた電子工学系ではただ一つの国立大学(工学部)の推薦入試のすすめをもその場で断り、あえて険しい道を選んだ私の京都でのサバイバル?浪人生活は、ほぼ毎日、早朝7時過ぎから午後2時頃までは大丸デパート(京都店)で什器移動やフロア清掃など裏方のハードなアルバイトをこなし、残った時間で丸太町の有料自習室(上京区)や近衛通りの京都大学医学図書館(左京区)へ行って一人勉強するといった調子で、当初第一目標としていた志望学部の合格ラインにはやはりどうしても届かなかった為、逆にそれならばもう思い切って小さい頃から本当に大好きだった分野でしっかりと手に職をつけ!そしてなるべく早い時期にその技術を生かして起業できたら!と思い立ち、後に九州に帰って「動物美容専門学院」に通った際や、更には「乗馬(馬術競技)」→「木管楽器(テナーサックス、アルトサックス)」→「グランドピアノ」→「社交ダンス(ラテンダンス)」→「金管楽器(トランペット、フリューゲルホルン)」→「DTMを使った作曲、編曲」などといった高度な演技力や演奏技術、そして音楽理論などをそれぞれのプロの先生方から直接教わった際には、先程の京都で、当時はまだ医学生だった森君(後に渡仏し、現在は、脳・神経系(画像診断学、核医学)の研究医)から繰り返し繰り返し非常に厳しく指導された「映像記憶」と呼ばれる脳の使い方(並みいる東大京大理系(医学部)出身者の中にあって、その中でも飛び抜けて頭脳明晰な森君や畑正憲さんのような極めて稀な天才児の場合には、まるでデジカメで次々と写真を撮っていくかの如く脳内に一度に沢山の情報を鮮明に映像化し、更にはそれらをきちんと理解しながらたった一度見ただけで細部まで克明に記憶できるという、それまで高度な内容を理解する際には必ず紙に書いていた私のやり方などは一体何だったのか!?と大変なショックを受けた、まさに恐るべき右脳の使い方!)を、それでも天才肌の森君のその鋭い指摘に素直に耳を傾け、その後、文字、音、動く映像などのイメージが少しは頭の中で再現できるようになっていった為か?後に中津に帰ってから始めた事業や趣味のいずれの場合でも、おおよそ2か月目を過ぎたあたりからは、経験豊富な第一線のプロの指導者の先生方までもが演奏(演技)中にまるでキツネにつままれたような?表情へと一変するほどのとても不思議な現象が実は次から次へと起こり始めていたようなのでした。
次回は、「ムツゴロウさんってどんな人?(「童心を忘れない天才」編)」です。お楽しみに!

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前田 勉
2002年、福岡市博多区でJKC公認トリマー資格取得。2003年、地元である大分県中津市で「まめたろうペットホテル&トリミング」を開業。以来「ワンちゃんが、ホッと安心してくれるトリミングの方法があります。」をキャッチフレーズに、多くのワンちゃんたちの幸せと健康のサポートに努め、飼い主さんからは「まめたろう先生」と呼ばれ親しまれています。常識にとらわれない、やさしく丁寧なトリミングの方法は、今も進化を続けており、多くのファンから支持されています。趣味は、読書、乗馬。