トリマーの眼!

凄腕トリマーによるペットに関するコラム
大人気!第19回は…【ムツゴロウさんってどんな人?(ペロペロ編(下))】

(前回からの続き)しかしまたその一方で、たとえ家庭がそれほど裕福ではなくとも、地方の公立高校から東大(理Ⅲ)や京大(医)に現役で難なく合格するような(おそらくは集中力にせよ勉強する姿勢にせよ非常に見習うべきものがあるはずの)学生達に対しては、実は私は浪人する以前から非常に興味がありましたので、その数年後、京都の二条城近く(京都市上京区)に狭いアパートを借りて、早朝から午後までは大丸デパート(京都店)の什器移動やフロア清掃など裏方のアルバイト(時給1,200円)をしつつ、夜は週に2回、当時、京都大学医学部の2年生だった森君という北海道出身の医学生に主に英語、数学、物理の家庭教師をお願いすることにしました。森君は地元の道立高校時代には特に英語と数学の成績が抜群で、高3の夏には数学者の秋山仁さんからも駿台全国模試の数学最高得点者として直接表彰された程の俊才で、数学的センスが最も問われる「代数・幾何」のZ会の通信添削問題では、いつも、本当にいつの時でも!模範解答とはまるで違う(数式が非常に少ない)ちょっと普通の私たちにはサカダチしても思いつかないような鋭い発想で問題を直感的に?捉える為、ある時、私は深く傷つきながら(笑)思わず「あなた程の人なら、東大理Ⅲ(医学部)にも、現役で十分合格できたのでは?」とちょっぴり意地悪な?質問をしてしまったのですが、案の定、彼は少し困ったような表情にはなったものの、しかしすぐに「東大(理系数学)の問題は、京大と比べ全体的に解法の糸口が見つけにくい上に、特に微・積(微分・積分)などは計算量が多くややこしい為、現役では(東大理Ⅲの合格ラインにだけは達する)自信がなかった。」ととても率直にそして正直に話してくれたのでした。(反省(ペコリ))
ところが、ムツゴロウさんこと畑正憲さんの場合は、どうもそうではないようなのです。実は畑正憲さんは、偶然にも私が高1の時の担任の先生の出身校のいくつか先輩にあたり、その先生は学生時代よく高校の図書室に通ったそうですが、そこで手に取ったどの本を見ても、その図書カードの記入欄には、ほぼすべてに「畑正憲」とあったと半ば呆れて話してくれたことがありました。
実は、畑さんは今私たちの住む大分県内にある大分県立日田高校(日田市)から、当時の東京大学理科Ⅱ類(現在の理科Ⅲ類(医学部)の過程も含む)に現役で合格され、後にあるインタビューで東大受験時のことについて聞かれると、「特に、数学などは時間が余って退屈した」と言い放った?というではありませんか!エッ?と思いながら、更に詳しく調べてみると、どうも日田にいた頃には、通常、高校で履修するはずの数学や物理のレベルをはるかに超えた非常に難解な高等数学!の数学書(高木貞治(著))や物理学書(原島鮮(著))などを、なんと独学ですでにマスターされていたらしいのです。(いつもニコニコやさしい笑顔のムツゴロウさんが、実はこれ程までにスゴイ方だったとは、、、、。(絶句))
私は子供の頃、北海道の原野(ムツゴロウ動物王国)で泥だらけになったワンちゃん達から眼鏡がずり落ちてもなお、口の中だけではなく、(おそらくは)目の中まで!もをペロペロなめられ、更にはそのワンちゃん達に愛情たっぷりに思いっきりキスし返していた!ムツゴロウさんの映像を見る度に、いつもハラハラしていましたが、今考えると「馬鹿と天才、紙一重」という言葉の通り、並の学者をはるかに超えた判断力や行動力、そして更には並外れた免疫力!?(笑)までもを兼ね備えたムツゴロウさんの場合には、そんな常識など全く関係ない、まさに、まごうことなき孤高の天才だったわけですね!(あーぁ、あの時心配して損しちゃった(笑))

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前田 勉
2002年、福岡市博多区でJKC公認トリマー資格取得。2003年、地元である大分県中津市で「まめたろうペットホテル&トリミング」を開業。以来「ワンちゃんが、ホッと安心してくれるトリミングの方法があります。」をキャッチフレーズに、多くのワンちゃんたちの幸せと健康のサポートに努め、飼い主さんからは「まめたろう先生」と呼ばれ親しまれています。常識にとらわれない、やさしく丁寧なトリミングの方法は、今も進化を続けており、多くのファンから支持されています。趣味は、読書、乗馬。