トリマーの眼!

凄腕トリマーによるペットに関するコラム
大人気!第17回は…【まめたろうを訪ねて三千里?(その2)】

私は、「モダン・ジャズの帝王」と呼ばれ、亡くなってから既に26年が経過した現在でも、世界中で年間40万枚以上ものアルバム(カインド・オブ・ブルー)が売れ続けていると云われるトランペット奏者のマイルス・デイヴィス(1926~1991)や、「ジャズ界の最後の巨人」と謳われ、ジャマイカやドミニカなど中南米特有の歌心溢れる陽気なリズムをジャズの演奏に巧みに取り入れたテナーサックス奏者のソニー・ロリンズ(1930~)の演奏に非常に心惹かれるため、トランペット(B♭管)やサックス(B♭管、E♭管)でそれぞれジャズのスタンダードナンバーなどを演奏することが今一番の楽しみなのですが、以前、ある音楽ライブで私を含む四組が出場した際、そのうちの一組の男性から「その節はどうも」と突然声をかけられました。そこでよくよくお話を伺ってみると、どうもその男性は当店(まめたろう)のお客様で、普段はワンちゃんのJ君(仮名)をその方の奥様が車でシャンプーに連れてこられていたのに、数年前のその時だけは、その男性が比較的長い距離(中津警察署の辺り~下永添)をJ君と一緒にお散歩でみえられていたのです。
J君は、端正な顔立ちのオスのミックス犬で普段は外に繋がれていたそうですが、ご来店から数か月余りして、なんと彼はその繋がれていたリードを自分で引きちぎり、それ以来丸一日の間、行方知れずになっていたそうなのです。私は、その日もいつものように店先を掃除するため玄関の扉を何気なく開けたのですが、なんとその庭先の真ん中あたりに端正な顔立ちをした見覚えのあるワンちゃんが、ペタンと伏せて恥ずかしそうにこちらを窺っているではありませんか!その様子からお腹が空いていることはすぐに見て取れたので早速食事をあげたところ、瞬く間に2食分を平らげ、余程くたびれていたのでしょう、その直後からなんと6時間以上もの間、一度も目を覚ますことなくスヤスヤと眠りこんでしまったのでした。
次に、おなかは空いてないのに私を訪ねてきてくれたケースをもう一つ(笑)。こちらは下永添から比較的近い相原に住んでいるとってもかわいいシーズーの女の子のAちゃん(仮名)のケースです。Aちゃんは、それまでに何度もお母さんと一緒にお散歩方々ご来店されていましたが、飼い主さんが夏場、ご自宅の縁側のサッシを開けて網戸だけにしていたところ、なんとAちゃんがその網戸に体当たりして見事に突き破り!どうやら一目散に私の所へ遊びに来てくれたようなのです。それで、Aちゃんのおうちでは、その後すぐに網戸をペット対応の丈夫なステンレス製に張り替えたとのことです。(苦笑)
こうして振り返ってみますと、前回のお馬さんのケースといい、今回のワンちゃん達のケースといい、本当に健気で思わず頭をナデナデしてあげたくなるのですが、私の所では、これまでにも今回と似たような出来事が、実は野生動物の場合も含めかなりの頻度で起きており、そんなことも重なってか最近では、こちらのコラムの企画、校正などを毎回お願いしているメッセの編集長さんや多数の読者の皆さんからも「先生は、本当は一体何者なのですか?」などと沢山のご意見を頂戴する事態となり、正直ちょっぴり困っているところです(笑)。そこで次回は、なぜ私が逢ったこともないワンちゃん達からでも自然と慕われるようになっていったのかをこれまでの人生を振り返って冷静に自己分析?してみたいと思います(笑)(でも、(編集長さん)ちょっとだけよ、アンタも好きねぇ~♡)

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前田 勉
2002年、福岡市博多区でJKC公認トリマー資格取得。2003年、地元である大分県中津市で「まめたろうペットホテル&トリミング」を開業。以来「ワンちゃんが、ホッと安心してくれるトリミングの方法があります。」をキャッチフレーズに、多くのワンちゃんたちの幸せと健康のサポートに努め、飼い主さんからは「まめたろう先生」と呼ばれ親しまれています。常識にとらわれない、やさしく丁寧なトリミングの方法は、今も進化を続けており、多くのファンから支持されています。趣味は、読書、乗馬。