素直な心のステキな効用

凄腕トリマーによる『人生の学び』コラム
大人気!第15回は…【腸内環境を整えよう!】

近頃、私たちの周りでは「腸内フローラ」という言葉を耳にする機会が非常に増えていますが、実は人に限らず動物たちは、善玉菌と日和見菌、そして適度の悪玉菌が共存するバランスのとれた腸内環境を保ち続けることがとても大切で、その3者のバランスを損なうと次第に免疫力は落ちて体調を崩しやすくなり、更に肉体だけではなく精神にまで悪い影響を及ぼす可能性が高いということが広く専門家の間でも認知されるようになってきているそうです。私たちは精神が不安定になる原因といえば、まずは外的なストレスや睡眠不足を考えがちですが、意外なことに腸内環境の悪化が引き金となって結果的に精神にまで悪い影響がでてしまうということになれば、食事の内容はもちろんのこと、その摂り方についてもやはり十分な工夫が必要となりそうです。
そういえば、先日、「知の巨人」ともいわれ86歳の現在でも多岐にわたってご活躍されている上智大学名誉教授の渡部昇一先生の新刊本「実践、快老生活」(PHP新書)を読んでいると、健康法に関する項目の中で、「人間の身体には細胞が六十兆個ほどあるが、胃や腸の粘膜は三日、四日で入れ替わるらしい。その入れ替わりにはタンパク質が必要だが、食事が入ってこないと、血管に溜まっているタンパク質を利用する。だから断食をするとコレステロール値の高い人はてきめんに下がる。」とご自身の体験も含め述べておられました。ですから、もしこの現象をきちんと理解して実践すれば、疲れた消化器官を適度に休ませることで臓器は再び元気を取り戻し、更に血液の濁りまでもを見事に解消してしまうということのようですから、無理をしないプチ断食ならば、実にシンプルかつお金のかからない健康法だといえそうですね(笑)。
実は、私自身この現象については、以前より獣医さんとのお話の中から、ワンちゃんたちにもこれと同様の現象が起こるのではと感じることが多かった為、「断食はシンプルだが決して馬鹿にはできない」といつも感じていました。ですから、私も私の飼っている犬達も食べ過ぎた翌日などには、(人の場合は、旬の野菜や果物をスロージューサーで絞った新鮮なミックスジュース、犬の場合は、ラクトフェリンや免疫グロブリンなどがバランスよく入った高品質なドッグミルク)でしっかりと水分補給を行い、あえて主食は一食か二食抜いてみると、やはり結果は大変良好でした。
明治維新以降、日本では人の場合も動物の場合も病気に対しては長らく西洋医学に基づいた個別の症状に対する対処医療に主眼が置かれてきたとのことですが、近年では、5000年以上もの歴史を持つといわれるインド医学(アーユルヴェーダ)にも注目が集まり、カシアやニームなどといった心地よい香りのするオーガニックハーブなどを使った全身パックによって血行を促進し、更に嗅覚からも心身をリラックスさせるという、私たちがよく知っているこれまでの東洋医学の予防医療ともまた少し違ったアプローチで結果を出している医療機関などが増えてきているようです。このような流れがこれからも継続していくことで、人の場合も動物の場合も日々増大し続ける医療費に少しでも歯止めがかかり、いわゆる「ピンピンコロリの大往生」といわれる終末を迎えることのできるお年寄りやワンちゃん達が益々増えれば、私たち日本人はこれからの超高齢化社会の先行きに対しても、きっと今以上に生きがいや希望を感じられるようになるはずですよね。

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前田 勉
2002年、福岡市博多区でJKC公認トリマー資格取得。2003年、地元である大分県中津市で「まめたろうペットホテル&トリミング」を開業。以来「ワンちゃんが、ホッと安心してくれるトリミングの方法があります。」をキャッチフレーズに、多くのワンちゃんたちの幸せと健康のサポートに努め、飼い主さんからは「まめたろう先生」と呼ばれ親しまれています。常識にとらわれない、やさしく丁寧なトリミングの方法は、今も進化を続けており、多くのファンから支持されています。趣味は、読書、乗馬。