トリマーの眼!

凄腕トリマーによるペットに関するコラム
大人気!第9回は…【名酒あるところ名犬あり】

私が、まだトリマー養成の専門学校に通っていた頃、実技担当の先生は「英国原産のワンちゃん達はフレンドリーな子がとても多い」としきりに言われていました。なるほど、無邪気で水遊びが大好きな大型犬のゴールデン・レトリバーをはじめとして、穏やかでとても愛嬌のあるキャバリア・キングチャールズ・スパニエルなどなど、日本でもおなじみのワンちゃんたちが、実は英国原産であることに改めて気づかされます。普段、犬種の数の多さと原産国との関係についてはあまり語られることはありませんが、やはり洗練された伝統や文化が脈々と受け継がれてきた国々では、犬種に限らずその他の様々な分野においても多様性というものが生まれてきているようです。実はこのことはお酒についても言えるようで、例えば、NHKの朝ドラ「マッサン」(2014年9月〜)で一躍脚光を浴びた英国を代表するスコッチウイスキー(特にシングルモルト)は、古くからスコットランド各地に沢山の蒸留所が点在し、その地域によって味や香りが大きく異なる為、日本からも毎年たくさんの人たちが現地を訪れているそうです。
また、フランスの場合は、ここ数年、日本で人気ナンバーワン犬種のトイ・プードルをはじめとしてフレンチ・ブルドッグなどの個性豊かなワンちゃんたちが数多くいます。こちらもお酒に関して言えば、とても高価なロマネ・コンティに代表される膨大な数のフランスワインがつとに有名で、ボージョレ・ヌーヴォー(新酒)は毎年
11月の解禁日になると私たちにも
おなじみのお酒として広く親しまれていますよね。
他にもメキシコ原産のワンちゃんなら、とっても愛くるしくて清潔好きなチワワがすぐに思い浮かびますし、米国原産のワンちゃんなら、社交的で無駄吠えの少ないボストン・テリアにアメリカンコッカー・スパニエルなど、そのどれもが私自身これからも一度は飼ってみたいワンちゃんたちばかりです。また、それらの国々を代表するお酒としては、テキーラ(メキシコ)や、バーボン・ウイスキー(米国)が大変有名で、ワイルドな雰囲気を残した味と香りが独特なためにカクテルのベースとなるお酒としても世界中でたいへん人気が高いそうです。
ところで、わが町中津市は、人口8万5千人程と決して大きな町ではありませんが、上質な大人の雰囲気を楽しむことのできるオーセンティック(正統派)なバーから、若者向けのカジュアルなバーに至るまで、実に多様性に富んだバー文化の息づく味わい深い町だといっていいと思います。
日常の生活に疲れた時(ワンちゃん達と一緒にという訳には残念ながらいきませんが)(笑)、そんな素敵な町場のバーで英国紳士のようにそっと一人葉巻をくゆらせ、魅惑的なお酒の世界に静かに浸ってみるというのもまた良い時間の過ごし方なのかもしれませんね。

次回は、「大棋士 藤沢秀行の魅力」です。お楽しみに!

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前田 勉
2002年、福岡市博多区でJKC公認トリマー資格取得。2003年、地元である大分県中津市で「まめたろうペットホテル&トリミング」を開業。以来「ワンちゃんが、ホッと安心してくれるトリミングの方法があります。」をキャッチフレーズに、多くのワンちゃんたちの幸せと健康のサポートに努め、飼い主さんからは「まめたろう先生」と呼ばれ親しまれています。常識にとらわれない、やさしく丁寧なトリミングの方法は、今も進化を続けており、多くのファンから支持されています。趣味は、読書、乗馬。